女性の薄毛を招く甲状腺の病気、橋本病。抜け毛との関係性とは?

橋本病と聞いてピンとくる人は多くないでしょう。
女性の薄毛を招く原因はいろいろありますが、実はこの「橋本病」という病気も抜け毛を引き起こすのです。橋本病と薄毛の関係について見ていく事にしましょう。

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橋本病とは何か?

橋本病とは甲状腺における自己免疫疾患の一種です。

この病気は自己免疫疾患として認識された、最初の病気と言われています。自己免疫疾患は本来なら外から侵入してきた異物を排除する働きを持っているはずの免疫系が狂ってしまう事で問題が起きてしまいます。

その問題とは、自ら組織を破壊・攻撃するようになる事です。

普通であれば、体の中にウイルスなどの病原菌や細菌が侵入してくると、リンパ球などの免疫細胞がこれらを倒し、体の健康を守ってくれるんですね。

ですが、免疫系にトラブルが起きると免疫細胞が誤作動を起こします。そして自分の体の組織までも攻撃するようになるのです。

橋本病は免疫細胞が甲状腺細胞を攻撃する病気

甲状腺細胞が攻撃されると、甲状腺の機能が低下し、倦怠感や代謝異常など様々な症状が引き起こされます。

免疫細胞による甲状腺細胞の破壊が進行していくと、のちに甲状腺ホルモンの分泌が不足します。

結果的に甲状腺機能低下症を招いてしまうということなんですね。

甲状腺機能低下症も女性の薄毛の原因の一つとして知られています。

橋本病と抜け毛

甲状腺機能低下症を招いている時には、甲状腺ホルモンの投与をします。甲状腺ホルモンには毛母細胞を活発にする作用があります。

そのためこのホルモンが不足するという事は毛母細胞に元気がなくなり薄毛などのトラブルを起こす事に繋がるのです。

橋本病の症状改善に伴い抜け毛が止まる事はあります。

ですが、薄毛が進行している時には必ずしも回復できるとは言えません。また病気を起こしている事で、不安も増えますし、些細な事でも気にして神経過敏になる事もあります。

ただ、これではストレスを溜めてしまいます。

ストレスは病気の回復の妨げになります。

橋本病の治療法

仮に橋本病というだったとしても、甲状腺の機能が正常の範囲内である時には治療はしなくてもいいのです。
ただ、甲状腺全体の破壊が進んでいる時には甲状腺機能低下症の治療が必要になる事があります。

普段の生活で注意しないといけないのはヨードを摂り過ぎる事が無いようにする事です。

ヨードをたくさん摂取してしまうと、甲状腺機能を抑えるようになる危険性があります。わかめや昆布などのヨードをたくさん食べる習慣がある人は気を付けましょう。

病院での治療においてはすでに甲状腺機能の低下が起きている時には、甲状腺ホルモンを服用する事で血液中の濃度を正常値に戻すようにします。

また基本的には甲状腺機能低下症は完治は難しいとされています。

きちんと治療さえすれば症状は改善して安定します。

あまり悲観的になる必要はありません。

ちなみにこの病気が疑わる時には、内科や内分泌科を受信しましょう。橋本病とは聞きなれない病気だという人が多いでしょう。

女性の薄毛を招く原因になる病気にはいろいろですが、橋本病もその一つ。

しかし、治療法は確立されていますから、じっくりと治療に取り組めば改善はできるのです。

希望を持って頑張りましょう。