女性の頭皮ニキビの原因と予防・改善方法
2017/12/22
髪を洗っていたら何だか痛い!痛みが原因で頭皮のニキビに気がつくことが少なくありません。
頭皮のニキビは他人には見えませんが、女性ならニキビができていることは気になるし、痛みもつらいですよね。
でも、どうしてニキビができてしまうのでしょうか。また改善方法はあるのでしょうか。
頭皮ニキビの原因
頭皮に出来るニキビも顔に出来るニキビも原因は同じで、毛穴がつまることでニキビができます。
何らかの原因でターンオーバーが乱れて、角質が蓄積をして毛穴の出口を防いでしまい、本来排泄される皮脂が排泄できずにニキビになります。
毛穴の出口がふさがれてしまうと、わずかな皮脂分泌でも毛穴がつまりやすいため、乾燥肌でもニキビができます。
ターンオーバーを乱す原因には、ホルモンバランスの崩れ、睡眠不足、偏った食事、ストレスなどがあります。
特に女性とかかわりがあるのは、ホルモンバランスの乱れと偏った食事です。女性には性周期があり、生理前になるとニキビができやすい状態になります。無理なダイエットで食事が偏っている方も少なくありません。
頭皮は顔に比べて皮脂腺の数が多く皮脂の分泌量が多い部位です。これも頭皮にニキビができやすい原因です。
シャンプーが原因のことも
シャンプーやコンディショナーが原因となっていることもあります。すすぎ残しがあると、残った成分が毛穴をつまらせたり頭皮に刺激を与えて、ニキビができることがあるのです。整髪剤を使用している場合もきちんと落とさないと毛穴をつまらせてしまいます。
使用してるシャンプーの洗浄成分にも注意が必要です。
シャンプーの洗浄成分は、高級アルコール系、石けん系、アミノ酸系に分けることができます。
頭皮に刺激を与えるのは高級アルコール系の洗浄成分です。
ラウリル硫酸やラウレス硫酸といった合成界面活性剤が代表的で、これらはドラッグストアなどで安く売られているシャンプーにはよく配合されています。
洗浄力が強力で頭皮にダメージを与え、頭皮の力を低下させます。
石けん系は高級アルコール系に比べて刺激が少ないのですが、髪がきしみやすく使い心地が悪いです。
アミノ酸系は洗浄力が優しく頭皮への刺激が少ないといわれています。
頭皮ニキビの予防方法
頭皮ニキビを予防するには、正しい方法で洗髪をすることが大切です。ポイントは5つあります。
1・シャンプーは1日1回まで
ニキビを防ぐためには清潔を保つことが大切ですが、過剰に洗髪をするのは逆効果です。必要な潤いが失われて、頭皮が乾燥をすることでターンオーバーが乱れてニキビができやすい状態になります。
2・シャンプーを手のひらで泡立ててから洗う
シャンプーをいきなり頭皮や髪につけるのではなく、手のひらで泡立ててから泡を頭皮にのせて洗いましょう。最小に泡立てておくと、ゴシゴシと頭皮をこすることの予防になります。
3・ゴシゴシこすらない
ゴシゴシ爪を立ててこすって洗うと頭皮が傷つきます。頭皮のダメージはターンオーバーを乱して、ニキビができやすい状態になってしまいます。指の腹を使ってマッサージするように洗いましょう。
4・ぬるま湯ですすぐ
熱いお湯は頭皮に必要な潤いを奪います。
5・すすぎ残しがないようにする
すすぎ残しがあると、シャンプーやリンスの成分が毛穴につまってニキビの原因になります。すすぎ残しがないように、髪の生え際まで丁寧にすすぎましょう。
女性の場合、ホルモンバランスの崩れで頭皮ニキビができることがあります。ストレスや睡眠不足はホルモンバランスを乱す要因となるので、ストレスをこまめに解消したり、しっかりと眠ったりして、ホルモンバランスを整えましょう。
頭皮ニキビができてしまったら
ニキビができると気になって触りたくなりますが、触っているうちに潰してしまうことがあるので、触らないようにしましょう。髪を洗うときは、ニキビができている部位を避けるようにしてください。
そして、清潔にすることが大切です。毎日の洗髪で頭皮を清潔に保つことが、ニキビを早く治すために大切なことです。
枕カバーには意外と多くの雑菌が付着をしています。その雑菌が付着をすれば、ニキビを悪化させる可能性があるので、枕カバーを頻繁にできれば毎日洗いましょう。
長時間紫外線にさらされる場合を除いて、帽子をかぶると蒸れるので帽子をかぶることは控えることをおすすめします。しかし、紫外線は頭皮にダメージを与えるので、日傘で紫外線対策をするとよいでしょう。